ホームシアターのスクリーン
ホームシアターの環境を整えようと思うと必要になるのが、プロジェクターの映像を投影するスクリーンです。白の無地の壁であればスクリーンの代用として使用することも出来ますが、あえてプロジェクター専用のスクリーンを用意するメリットがあります。
専用のスクリーンのメリットは、平滑で映像に歪みを与えず、色彩を正しく表現してくれ、一定の画面サイズを部屋の環境に左右されず確保できます。光を吸収、透過することなく、綺麗に反射して映像を目に届けてくれます。
白い壁で代用する
プロジェクターの映像は白い壁に投影することも出来ます。しかし一般的な壁紙の場合、綺麗な白でない場合や、細かな凹凸がある場合が多いです。画質を気にされない方や、わざわざスクリーンを用意するのが面倒な人、スクリーンが邪魔だという方は、壁に投影するのでも十分だと思いますが、折角お気に入りのプロジェクターを用意したのですから、最大限にプロジェクターの性能を引き出せるスクリーンの購入を検討してみてください。
スクリーンをDIYする
実際検索してみると、プロジェクター用スクリーンをDIYや白い布製品で代用されている方も多くいらっしゃいます。自分で作るメリットは部屋の環境に合わせたスクリーンを作れることでしょう。
私もニトリのロールスクリーンを代用したものを実際に使っています。
プロジェクター 用スクリーンの種類
代表的な4つの種類
プロジェクター用スクリーンには大きく4つの種類があります。機能や特性を比べて、自分好みのものを見つけましょう。
電動スクリーンタイプ
メリットは、リモコン一つで、簡単に昇降させられ、スクリーン収納時は、ケース内にスクリーンが収納されるので、使わない時の見た目もカッコよく、日焼けや、汚れからスクリーンを守ってくれます。家庭により、下降させた時の定位置が違うので、停止位置をメモリーできるものが多く、使い勝手が良いです。
デメリットとしては、電動のスクリーンは値段が高価になります。コンセントが必要。
手動巻き上げ式スクリーン タイプ
壁掛け式スクリーンタイプ
自立型スクリーンタイプ
スクリーンサイズの決め方
プロジェクター のスクリーンを選ぶ時に一番気になるのが、スクリーンサイズだと思います。大迫力で楽しみたいと、とにかく大きいサイズを選ぶと、目が疲れて、視聴に集中できない事があります。スクリーンサイズには推奨の視聴距離があるので、参考にして見ましょう。
画面サイズと視聴距離
画面サイズ | 適切な視聴距離 |
70インチ | 170cm-200cm |
80インチ | 200cm-240cm |
90インチ | 240cm-270cm |
100インチ | 270cm-300cm |
110インチ | 300cm-330cm |
120インチ | 330cm-360cm |
130インチ | 360cm-390cm |
140インチ | 390cm-420cm |
視聴距離とはスクリーンから、視聴する椅子やソファーまでの距離と考えてください。一般的な日本の住宅では、壁から壁までが、300cm程度になる事が多いので、日本では100インチのスクリーンが一番よく売れています。それぞれの環境によって変わりますので、購入の前に、視聴距離を確認しておきましょう。
スクリーンの画面比率
スクリーンの画面比率(アスペクト比)とは、映像の縦と横の比率のことです。
16:9(ワイド) 一般的な映画、テレビ放送はほとんど16:9です
2.35:1(シネマスコープ) 一部の映画
16:10(WXGA)
2.25:1(シネマコープ)
スクリーンのマスク?
マスクの有無
ブラックマスクと呼ばれる、スクリーンの縁に黒い枠があるかないかの違いです。マスクなしの場合は一面真っ白のスクリーンになります。
マスクありの場合は黒い縁で覆われているので、映像が引き締まって見えて、映画鑑賞にはぴったりです。より映画館のような雰囲気になります。
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